『SBT』って何?
価値は付かないの?
持っていても意味なくない?
そんな疑問にお答えします。
この記事をご覧になっている方は、NFTをはじめようとしている。もしくは、はじめたばかりの方が多いのではないでしょうか?
NFTは一点ものでブロックチェーン技術によって形成されている唯一無二のデジタル資産で、自由に転売や交換ができるものです。
最近では譲渡不可能なNFT『SBT』が注目されはじめています。
この記事では、SBTの基本や特徴、活用事例や入手方法などをわかりやすく解説します。
こんにちは!
『いとま』です。
仮想通貨取引額 6ケタ投資
NFT保有数 20体以上保有
仮想通貨・NFTブログ 60記事以上
そんな経験を持つ、ぼくが初心者の方向けに役立つ情報を発信しています。
いとまのプロフィール
年齢:37歳(1985年生まれ)
職業:会社員(副業でブログ書いてます)
家族:5人 妻・12歳・9歳・9歳(双子)
経歴:商業高校卒/会社員歴もうすぐ20年……係長として仕事に副業に励んでいます。
趣味:ゴルフ/ロードバイク/DIY/野球
勉強中:ブログ/仮想通貨/NFT
SBT(Soul Bound Token)とは何か?
NFTはブロックチェーン上に存在する唯一無二のデジタル資産で、アートやゲームなど様々な分野で活用されており、売買の取引が可能となっています。
それでは、SBTとは何でしょうか?
SBTはSoul Bound Token(魂に縛られたトークン)の略で、譲渡不可能なNFTのことです。
SBTもブロックチェーン上に存在するデジタル資産ですが、転送や売買ができない仕組みになっています。
例えば、ファンクラブ会員証やコミュニティ参加証明書や限定コンテンツなどがSBTになります。
SBTは、受け取った人だけが特別感や愛着を持ったり、発行者と強い関係性を築いたりすることができますので、金銭的な価値はないものの、後々に割引や優先されるなどの権利を得る事ができることもあります。
つまり、SBTそのものに金銭的価値はないが、会員証や証明書の様に社会的信用性を証明することができ、発行者と所有者の信頼を表すトークンとして機能するのです。
SBTはNFTと何が違うのか?
NFTとSBTの違いは何でしょうか?解説していきますね!
主な違いは以下の3点です。
NFT | SBT | |
譲渡の有無 | 自由に売買、譲渡可能 | 不可能。ウォレットから移動できない |
希少性 | 誰でも購入可能だが、発行数によって希少性は変化 | 一定の条件を満たすことで手に入る |
価値観 | 市場価値や投資価値を重視 | 感情的価値や社会的信用を重視 |
上の表のように、SBTは譲渡不可能でウォレットからも移動できない為、盗難などのリスクがない。
また、一定の条件を満たさないと手に入らない1点物のNFTなので希少性が高い。
金銭的価値はないが、信頼性といった大きな価値が含まれる。
この特性を生かして、今後SBTを利用してNFT事業が大きく展開されること間違いありません。
SBTのメリットとデメリットは何か?
SBTのメリット
SBTの主なメリットは以下の4点です。
メリット
・ブロックチェーン上に記録される為、改ざんや偽装ができない
・譲渡不可能なので、所持している事で本物と証明できる
・感情的価値を重視している為、所有者は特別感や愛着が生まれる
・社会的信用を得られるので、発行者と所有者の信頼関係が生まれる
会員証や証明書の代わりとなるので、持っている事で優遇されることが最大のメリットと言えますね!
SBTのデメリット
では、SBTのデメリットは何でしょうか?主なデメリットは以下の2点です。
デメリット
・譲渡不可能なので売買市場が存在しない。その為価格の変動や流動性の低下が懸念される
・金銭的な価値がない為、必要なくなった時に何の価値もなくなってしまう。
価値がなくなっても、元々高額な物ではありませんので、損失よりも多くの事が得られるはずです!
SBTの活用事例はどんなものがあるか?
SBTの活用事例をいくつか紹介します。
活用事例
- あるNFTプロジェクトでは、SBT所有者は割引きで購入できる特権や、AL配布の対象になっていたり、持っているだけでお得な特典が受けられます。
- Binanceユーザーの拡大促進:世界最大の仮想通貨取引所Binanceは、本人確認済みのアカウントにSBTを配布しています。SBTはBinance内で使えるポイントや割引券として利用できます。
- DeFi(分散型金融)では、仮想通貨を貸し借りするサービスがありますが、返済能力や信用度が不明なため、高い利息や担保が必要になります。SBTを利用することで、信頼性や安全性を高めることができます。
- DAO(分散型自律組織)では、コミュニティで投票による意思決定を行うことがあります。しかし、投票権や参加資格が不正に売買されたり盗難されたりするリスクがありますので、SBTを利用することで、投票権や参加資格を譲渡不可能にすることができます。
- ※ソウルドロップは、NFT作品を無料で配布するイベントです。作品はSBTとして受け取ることができます。
以上がSBTの活用事例です。他にも様々な可能性がありますね。
※ソウルドロップとは
SBT及び、ソウルを利用してエアドロップを行う方法。
コミュニティ内でエアドロップを行う場合、コミュニティに有益になる人を選出したい!
そんな時にSBTを確認する事で選出した人にエアドロップを行う方法を言います。
SBTを入手する方法は何か?
SBTの入手方法についてご紹介します。
基本的には、以下のような手順で入手できます。
参考
- 仮想通貨取引所でイーサリアムを購入する
- メタマスクをダウンロードする
- ミントサイトにアクセスする
- ガス代を支払いSBTをミントする
- OpenSeaでミントできたことを確認する
※発行者やプロジェクトによってSBTの発行方法が異なりますので、詳細は各サイトやSNSなどでご確認ください。
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さいごに
NFTはブロックチェーン上でユニークなデジタルアセットを表すトークンですが、SBTは譲渡不可能なNFTです。
Web3.0の政界では新しい価値や関係性を生み出す可能性がありますが、それと同時に価格の変動や流動性の低下が懸念されています。
また、プライバシーやセキュリティの問題なども抱えていますが、幅広く活用されることで非常に便利になる事間違いありません。
【今後期待されるSBT活用方法】
- 出生証明
- 卒業証明書
- 運転免許証
- 健康保険証
- メンバーズカード
このように、ぼくたちの生活に必要不可欠な存在となる可能性を秘めています。
うまく活用されれば、身分を証明する書類の提出がクリック一つで完了したり、年末調整などの面倒な書類記入もやらなくて済む時代が来るかもしれません。
非常に将来性が期待できる仕組みですよね!
ぼく個人としては早く当たり前にSBTを活用する時代が来ないか待ち遠しいです。
いかがでしたでしょうか?
金銭的価値がないSBTも、使い方によっては大きな価値を生み出すことができます。
少しでも勉強になったと思っていただけたら嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。